2月末から3月にかけて、25頭もの保健所収容犬を引き取りました。
その中で、3頭の女の子がトライアル中に妊娠発覚・・・

わ~い、おめでとう!と素直に かわいい命の誕生を待ち望んで、
ステキな里親さんを探してあげましょう~!
・・と弾んだ気持ちになれるわけではないので、
気分は、悶々・・・、とっても複雑です・・、辛いです・・。
ただ今、妊娠恐怖症に陥ってるワタシタチ。
このまま誕生させてあげたら、
ステキなお家にもらわれて、間違いなく幸せな犬生が保障された子犬達。
この子犬達の里親さんになる家族は、ペットショップで買わずに保護犬を選んで下さる方達です。
この子犬達が誕生していなかったら、
今保健所にいる犬を引き取ってた可能性が高い方達です。
堕胎については、一概に良い・悪いを決めることなんてできません。
言えることは、すでにこの世で呼吸して 感情も豊かに発達して
人を信じ切ったまま処分されようとしている犬達に目を向け、できるだけ助けたいのに、
新たな命の誕生を許した分だけ、助けられる数が確実に減るということ。
落ち込んだ気分のまま、
「近いうちに~」と予定していた避妊手術の時期を、「大至急!」に早めて、
まだ赤ちゃんの形になる前に少しでも早く中絶するのです。
(運悪く しっかり赤ちゃんの形になってることだってあります・・・涙)
ある獣医さんは、堕胎はやりたくないけど仕方ない・・、
まだ脳も発達してないし、感情も何もないという意味で、
この世に生まれて来る前なら、「これは内臓なんだ。」と言い聞かせてるそうです。
かるちゃん達も、誰にと言うことなく、ごめんね、・・と謝りながら、
重く沈んだ気持ちでその日を迎えるのです・・
そして今回・・!、
その辛い部分を、里親希望者さんが自ら受けて下さったのです!
この記事へのコメント
ミヤビママ
ミヤビの時は、たくさんの方のサポートを頂いて、感謝の気持ちはありましたが、まさか、その影で辛い思いをしている保護犬がいる事など、その頃の私達には想像すらできませんでした。
かるちゃんさんや、里親さんの辛い気持ちを考えると、私も悲しすぎて、言葉が見つかりません。
我が家は、預かりを少しした程度ですが、最近、色々考えさせられる事があります。
それでも、微力ながら、お手伝いさせてもらえばと思ってます。
かるちゃん
あの時は、かるちゃんも同じでしたよ。
まだ目先しか見えていなかった・・・。
でも、私達が素直に誕生を喜んだミヤビベビー達は、ちゃんと保健所の犬に道をつないてくれたんですよ。
ミヤビベビーの里親さんに勧められましたって、ご近所さんが保健所の犬の里親さんになってくれたり・・・、
ミヤビベビーの里親さんが保健所の犬の一時預かりをして下さったり・・・、
ミヤビベビーの里親さんが、姉妹犬をって、2頭目は保健所の犬をもらって下さったり・・・、
希望者が多くてミヤビベビーの譲渡をお断りした方が、その後保健所の犬の里親さんになって、さらに保健所の犬の一時預かりもしてくれたり・・・、と、
ちゃんと次につなげてくれる役目を果たしてくれたんですよ。
ミヤビファミリーが いつも保健所の犬のために力を貸して下さってること、とても感謝しています!
また譲渡会では、イマリちゃんのハンドラー担当を、よろしくお願いしますね!
ミヤビママ
これからは、イマリちゃんの里親さんが、一日も早く見つかる様に、ハンドラーの役目を頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。
しまもん改めSHIMACO
犬は安産と昔から言いますが、決してきめつけてはならないはず。
ましてや収容されていた子たちが適正飼育されていたとは思えず、
栄養状態の悪い子が多いと思うんです。
命がけで出産させるよりも、その子の命とこれからの暮らしを大切にしてあげたい。
ワタシはそう思います。
hikaru
医者に診てもらうと、相当前の骨折だし、年も15才以上で寿命に近いから、
手術は出来ない、このままにした方がいい、とのことでした。
年も年だし、怪我をしているし、油断してました!
しばらくすると、お腹が大きくなり、まさかの妊娠でした。(@_@)
即、子宮ごと取る避妊手術をしてもらいました。
迷いは有りませんでした。子犬を育て、里親を探す時間も能力も、私には無いからです。
その後5年、犬は元気に生きて、天寿を全うしました。(推定20歳)
里親さんを捜すのは大変なことです。時間と労力と気力と財力が必要です。
残った子の一生も責任を負うことになります。
可哀想だからと安易に思わないでほしいです。
特に動物のボランティアに携わっている方々は、仔犬を産ませて
里親を捜す時間と労力と気力と財力を、今日、明日、殺処分をされようとしている
犬猫を助ける事に回して欲しいと思います。
収容能力を超えたら、健康な仔犬でも、人懐っこい若犬でも容赦なく
ガス室送りになってしまう地方の犬猫たちのことに、思いを馳せて
下る方が、ひとりでも多くなる事を願っています。