保健所の犬は 完成品じゃないんですけど・・

かるちゃんです。
ダイ君の行方不明から1週間。
その後情報はありません。
広く浅くにはなりますが とりあえず地域情報誌に掲載して情報収集をお願いしていきます。
幸せになってね!という気持ちで高槻に送り出してくれた現地保健所職員さんや現地ボランティアさんの無念を思うと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
何より、不安いっぱいで飛行機に乗せられて、不安いっぱいのままこんなことになってしまったダイ君がかわいそうでたまりません。
気持ちが沈んで、何もしたくない気分にも陥りますが
予定していたトライアル先へのお届けや トライアル先との連絡は淡々と進めています。
出戻りもあり~の、もちろん嬉しい正式譲渡もあり~の・・・、日々いろいろありますが
とにかくやめるわけにはいかないので、
今後は、気を引き締めて、
預りさんやトライアル先にも、車での移動の際の細かい注意を きちんとお願いしていかなくちゃ!

426♀だいぶ慣れてきた1歳未満attachment00.jpg
そんな中、ミミちゃんトライアル先からの 昨日の電話は、ただただ悲しかった・・。
高校生の娘さんが里親募集会でミミちゃんの可愛さに一目ぼれで、
第2・第3希望なしでミミちゃんだけを熱烈希望のご家族。
先週土曜日に自宅にお届けしてきました。
お父さん・お母さん、高校生のお姉ちゃん、真っ黒に日焼けした健康的な中学生のおにいちゃん・・・
みんな優しそうで ミミちゃんを大事に可愛がってくれそう!って、
同行した一時預りさんと一緒に大満足。

昨日の電話というのは・・・、、
大量の便と一緒に虫がいっぱい出てきたから、高校生の娘が気持ち悪がって 
お母さんが仕事に行ってる間 ミミちゃんの面倒を見れないというので、ウチでは無理です、
今日迎えにきてもらえませんか? というもの。

ミミちゃんは2週間前に保健所から出てきたばかりのワンコです。
3週間前に保健所で虫下しを飲ませてもらって一度は駆虫されていますが
薬が効かない卵が残っていて、3週間の間に孵ってた虫が、
お届け時に飲ませたフィラリア予防薬の駆虫効果で一斉に排出されたようです。
かるちゃん的には、
「カルドメックのおかげでお腹に残ってた小虫も落とせてよかったわ~。
めでたし、めだたし!」というところなんですが、
虫がうじゃうじゃ出てくるような欠陥商品を押し付けられた・・・という感覚だったみたい…。

かるちゃんが里親募集してるのは、すべて保健所収容犬です。
年齢も、親犬も、過去の生い立ちも何もわからない どこの馬の骨だかわからない犬達です。
それを 一時預かりさんの愛情ときめ細やかなケアや、
特別上等というほどではないけどまあまあ質の良い食べ物とで、
短期間で・・、ホントに短期間で、家庭犬になる素質十分のワンコに育ててもらってるわけです。
もしすべてをまるごと受け入れて下さる里親希望者さんがいて、飼育条件さえ合えば、
なるべく早く、いつでもすぐにあとをお任せしています。
たくさんの犬を抱えてるかるちゃんが、合間を縫っての順番でしかできないケアより、
信頼できる里親希望者さんにあとをお任せする方が 
はるかにきめ細やかなケアや、迅速な対応をしてもらえます。
カルちゃんが引き取る頭数をうんと減らして 
医療的ケアやトイレのしつけなども済ませた完ぺきに近い状態にしてから
里親募集するのも一つのやり方ですが、
かるちゃんは、預りさんちでの滞在期間をなるべく短くして すぐ次の犬の引き取りができるように、
良いご縁さえあればすぐにでもお届けしてトライアルを始めてもらっています。
少ない頭数を完ぺきに近い「商品」に仕立て上げてからではなくて、
その時のタイミングによっては、保健所を出てすぐ、
いわば商品として未完成のままトライアルを始めてもらうこともあります。
まだ避妊去勢をしてないこともありますし、酷い皮膚炎の治療を始めたばかりのこともあります。
栄養状態が悪く肉の多いフードを食べるとすぐ下痢してしまう子もいます。
あとで妊娠していたことがわかった犬もいます。
そんな場合、たいていの方が あとはウチの方で引き受けますと言ってくださいます。
そんな方にこの犬の今後を安心してお任せできることはとても嬉しいし、
そんな方に飼われることになったワンコ達は必ず1か月後にはプリンス、プリンセスに変身してますよ。

シニア犬の場合は、譲渡の後にてんかん症が出てきた子や、
たぶん心臓疾患か何かで突然急死した子もいますし、肝臓や腎臓の数値が悪い子もいましたが
これらはとても稀なケースで、
ほとんどの場合、シニア犬も健康になってどんどん若返って行くケースがほとんどです。

くり返します。 
 保健所の犬は完成した商品ではありません。
保健所を出てからどんな問題が見えてくるかわかりません。
でも、はっきる言えることは、今までの経歴による問題より、
これからの育て方や飼育環境の違いの方が 影響大きいということ。

普通 保護犬の方が元気に長生きしてることが多いのは 
保護犬を飼おうという方は、本当に丁寧に、大事に育てて下さることが多いからです。
どれだけ愛情をもらって、たくさん話しかけてもらって、
体に良い食べ物をもらって、ストレスない生活を過ごして、運動もしっかりさせてもらって・・
そんなことこそ、その犬の今後の健康や寿命を左右する大事なポイントだということ。

皮膚がボロボロで汚いからと避けられてたような犬が
1ヶ月後にどんなに素敵な美犬になってたか!
爪が伸び放題、筋肉なくて ガリガリ、ヒョロヒョロだった犬が、
数か月後には下半身に筋肉ついて、アスリートみたいなかっこいい犬になってた!
無表情でどんより老け顔だった犬が、1か月後には、生き生きした表情のやんちゃな若犬になってた!
そんなことって、よくある当たり前のことで、みんなわかってもらえてると思いこんでました。
でも今、改めて、ちゃんと伝えなくちゃ~と思います。
 「保健所の犬は今はきたない原石です。」
原石を、健康で美しいワンコに仕上げる・・・それこそ保護犬を迎える醍醐味というものです。

駆虫薬のおかげでお尻から虫が出てきて、昨夜出戻ったミミちゃんには、
速攻で今日のお見合い希望の方が現われましたよ。

この記事へのコメント

  • ふー様

    ミミちゃんお腹の虫出て良かったね
    お腹に虫もってる方が大変なのにね
    でもそんな事でで戻って来る事の方がビックリですけどね😳
    でもミミちゃん
    そんな事くらいでビックリするお家
    はワンコと暮らせませんから、否生き物と暮らせません!
    生き物と暮らす家不適格って早めに
    に分かって良かったね😊
    もっと良い家族が待ってるよ💖
    2016年08月02日 10:58
  • hikaru

    ミミちゃんのトライアル先に同行しました。明るくっていい家族にみえましたよぉ。(@_@)
    娘さん、里親会ではミミちゃんに一目ぼれで、ずーと抱っこしてたのに・・・
    虫が出たぐらいのことで、一日で返却!とはね(@_@。
    そんな家族ってことが、早く分かってラッキーだったよ。
    リビングでオシッコやウンチをすると、大騒ぎされて
    可哀想なことになるとこやった。

    犬を最期まで飼うってことは、病気で汚くなった とか 年とって汚くなった とか、汚いこと いっぱいやのにね。
    2016年08月02日 13:42
  • ごんまま

    怒りです。虫くらいなんですか。人間の赤ちゃんも虫下しを飲ませます。
    生き物だからみんな同じですよね。そこを親が説明し諭すのが本当だと
    思います。厳しい言い方ですが、生き物を育てる資質がないご家庭です。
    ミミちゃんはラッキーでしたよ。暑い日が続きますが、皆様お体ご自愛下さい。
    2016年08月02日 17:17
  • のんの

    なんともったいない!
    栄養状態が悪かったり、虫がいてボロボロ痩せっぽちのわんこがお肉がついてキレイになっていく過程を
    怖がりビクビクだった仔が信頼を寄せて、嬉しそうにジッと見つめてくれる幸せを放棄するなんて!

    出自や生い立ちにかかわらず、気が向いた時に可愛がるだけでは得られない幸せな時間
    ゆっくりいっぱい愛した時間は、心を暖かく満たしてくれるのに、なんともったいない
    2016年08月02日 17:26
  • りん

    犬は、虫がいるものと思ってるので、ビックリです。
    ブリーダーで買った犬でも駆虫薬飲ませました。
    お陰様で虫がにょろによろ出てきて、一安心でしたよ。
    虫出て良かった良かったて思ってもらえる人でないと、これから先が心配なので早くに結果が出て良かった!
    2016年08月02日 18:30
  • りんこちゃん

    早い時期にそのおうちで虫入り💩が出て良かったですよ。人間も犬もかわいいだけじゃないんだから。
    人間だって有機農法にこだわった生野菜サラダ食べてたら虫でるのに。
    空気中だって野原だっていろんな雑菌やら微生物だらけ、だから触れて体が強くなるんだよ。滅菌なんてありえない、対処方法を学んだら怖くない‼
    皆さんは私よりももっと切実に心痛めてるでしょうが、「ダイちゃんが私の目の前に現れてくれたら!なんとか抱き抱えてでも捕まえて、お迎え待つ間にシャンプーしてキズがないか診てあげるのに!こっちへおいでー。」と外出中ずっと木陰を探してますよー。
    虫くらいなんやねん!ですよー。
    2016年08月02日 19:09
  • きりんさん

    ワンちゃんの保護活動、いつも感心しています。たくさんの命が繋がること、素晴らしいですね。だいちゃん、心配ですが、高槻まで搬送しようとしてくださったバケボラさんの心情も心配です。ミミちゃんの虫の件、確かに…と思いますが、ここにはトライアルさんへの非難のコメントが凄すぎて驚いています。ここまで書かれては…トライアルしたくても踏み出せない方が増えなければいいですが…。保護犬みんなが幸せに暮らせることは誰もが願ってることに変わりはないと思いますから…。
    2016年08月03日 09:41
  • りんこちゃん

    確かに、動物を育てたことが少ない人には保護いぬはハードルが高いかもしれませんね、、
    音に驚いたりして、突然反射的にこの場から逃げなくちゃみたいに走り出すことはなかなか想定しにくいかもしれません。
    ダブルリードにも初めて見た時には少し私も驚きました、私が幼少期に関わった野良ワンコは大人しくて人懐こくてゆったりしたワンコばかりだったので、、

    自然の中で泥んこになって駆け回ったことがない人には、土が付いたり虫を近くにいることも抵抗があったり。
    お年寄りと触れ合った事がない人には、歳を重ねる変化を知らず理解しにくかったり受け入れにくかったり。
    赤ちゃんに触る機会がなくママになったママは何もかもが不安だったり。
    新しい事は最初は戸惑います。
    ゆっくり理解してもらって不安要因を減らすふれ合いの場がもっといろいろあればいいのかもしれないけれど、、
    現実的には自ら求めてそういう場に出向かないと経験できないから、、
    あのお嬢ちゃんも犬がキライにならないでほしい、、
    みんなワンコが幸せになってほしい、、ボランティアさんも充分つらい思いをされたことでしょう、心の平安を取り戻してほしいと思います。
    予期せぬ事故は誰にだって起こりうることですし。
    風が吹けば枝が揺れ木葉が降るように、行動を起こせばなにかしら物事がおきます。
    みんな無事故で元気でいられますように、、
    2016年08月03日 11:18
  • きりんさん

    りんこさんのコメントで、少し気持ちがほぐれました。お嬢さん、またトライして欲しいですね。トライアル、お返しすると次のチャンスはないのでしょうか?。飼う資格は無いわよ!なんて思われてるように受け止めてしまいました。相性もありますし、1度に限らず次のチャンスにトライできるといいですね。
    2016年08月03日 12:07
  • muk

    こんにちは、はじめてコメントします。
    あくまでも、ここを読んでる私個人の意見ですが…。

    その娘さん、生き物の命を預かる覚悟が全く無いんだな、と残念でなりません。
    せっかく保護犬を譲り受けようと思ったはずなのに、どうしてそうなるのか…。

    私がその子の母親ならば、
    「あなたが具合悪くて吐いて、
    でもお母さんは、それを片付けるのが汚くて嫌だから、
    あなたを捨てることにしたわ」
    て、言います。それと同じこと言ってるもの。
    お散歩で、愛犬のうんちを拾ったりもできないだろうし、
    二度と生き物を飼おうと思わないで欲しい。
    そう、娘に親なら言います。
    そういう意味で、トライアルを止めたのなら、
    理解できるけれど。

    悲しい…いつからこの国は、おかしくなったんだろう。
    ずっとおかしいのか。

    命に、換えは無いです。
    2016年08月03日 15:56
  • SHIMACO

    動物を飼ったことのない人間には、保健所の犬はハードルが高いかも、というご意見がありましたが、
    ワタシは犬を飼っていません。ほんの小さなこどもの頃にはいましたが、到底お世話のできる年齢ではありませんでした。
    つまり、犬を飼った経験のない人間です。
    でも、預かった保護犬は、すでに1ダースを越えました。
    ハードルなんて、どこにもありませんでした。
    このコはどんなコかな?何かコワイものはないかな?
    って、探りながら対峙する楽しみばかりです。
    人の手はこわくないよーって一緒に遊んでいるだけで、みるみる変わっていくんです。たまらなくかわいいですよ?
    栄養失調の影響で、ずーーーっとゆるゆるうんちだったコもいます。そういうコは、ビニール袋でダイレクトキャッチします。
    拾うのが大変ですからね。要は工夫です。
    カルメドックで虫が出た時はガッツポーズをしました。
    これでうんちも固まる!栄養状態も良くなる!って。
    虫さんは、完全駆除してお渡ししたって、またこっそりお腹で飼い始めることだって多々あります。完璧に駆除したから、二度とないなんてことじゃないんです。
    ダブルリードに驚かれる方もいるようですが、単なる保険です。
    首輪とハーネスの両方に迷子札が付けられますからね。
    どんなにおっとりとした呼び戻し完璧なわんこでも、花火や雷にびっくりして遁走することは、よくあることです。
    保健所の犬だから、脱走するのではありません。
    だからこそ、愛犬には迷子札はしっかり付けていただきたいと思います。
    犬を飼う資格どうこうなんて、飼える環境にさえあれば、問われるような問題ではありません。
    求められるのは、「その犬」と暮らす覚悟です。最期を迎える瞬間まで愛し続ける覚悟というか大好きだよーという思いです。
    このコと暮らそうと自分で決めたのに、まるでサイズ違いの靴を返品するように、簡単にその暮らしをあきらめることの方がワタシには驚きです。
    2016年08月04日 02:50
  • キク

    2016年08月04日 03:03
  • ちっちょ

    はじめまして 時々ここを読ませてもらっている者です。

    相手のご家族に対して言葉が過ぎやしませんでしょうか。
    確かにそのような理由で返ってきてしまったことは残念ではありましょうが
    そこは心の中で文句を収めて、あるいは虫の経緯も教えて差し上げれば良かったように思います。
    こういう場で「あの娘さん」「その家」などど個人を指して
    言葉丁寧ではありますがお仲間同士の意地悪の言い合いは、
    大人としてどうかと思います。
    相手のおうちの人もご覧になる可能性は大いにありますが
    それをねらってのようにも読めます。
    娘さん、傷つくと思いますよ。
    万が一、何かあればここの方々は責任が取れるのでしょうか。
    お怒りもわかりますが、全世界に向けてのwebでは言葉を選んで欲しいものです。
    2016年09月24日 12:38
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