ちょうどhikaruさんが書いてくれてた前記事に引き継ぎます。
去年の7月末、高速の岸和田サービスエリアから車道に向かって走り去ったダイ君は、
どういう経緯か知りませんが、
岸和田サービスエリアをそのまま下りた地域(内畑町)に8月頃からうろついてたようで、
星金属という会社の工場倉庫敷地内には 9月頃から住みついてたそうです。
朝、工場のトラックの通り道のど真ん中に寝そべってて、
トラックが進入してきても どかない大胆さ。
仕方なく、そのたびにトラックの運転手さんが車を降りて、
「ほら、ほら、どいてくれ」と、移動させてたそうで、
その後ダイ君は 隣りの工場に移動して、
きっかり8時半に受付のおばさんにご飯をもらうようになり、
新品のステンレスの食器も買ってもらいました。
おばさんが いろんな残り物ゴハンを持ってきても、
ダイちゃんが喜んで食べるのはドライフードだけ。
最近は きっかり8時半と14時半の2回、ゴハンをもらいに来るようになり、
夕方はダイちゃんが唯一懐いてたという 老柴ワンコを飼ってるおじさんにくっついてって、
おじさんちでも夕ご飯をもらってたもよう。
その結果・・・、
上から見たところだけど、こんなに立派な体に成長しました。
(回りにうようよ居るのは、合宿所のチビーズ)

これは1年前。 行方不明になる直前の、すっきりスリム体型

ダイ君の行動範囲は、半径 何キロというレベルで、
文字通り 毎日野山を駆け巡り、
時には野兎まで咥えて工場敷地に持ち込んできたこともあるという ワイルドな毎日。
当然 短い足にも筋肉がモリモリついてって、
独特の体型が さらにユニークにマッチョになってたよ。
これは リスタートの人が送ってくれた、工場敷地内で発見された時

これは合宿所で。
筋肉モリモリ、メリハリのあるボディができあがってました。

さて、運命の6月20日!
リスタートのメンバー4人が捕獲に向かうも、警戒して捕まえられない・・・
唯一懐いてたというオジサンに来てもらったら、オジサンについてって
一緒におじさんの家に入って、難なくリードをつけられて出てきたらしい・・

迎えにいってくれたIさんが撮ってくれた、いかにも残念そうな表情・・

次の日かるちゃんは、Iさんと一緒に
寝泊りしてた工場と、フードをもらってた隣りの工場と、
ダイ君の精神的支えになってくれてたオジサンの所にお礼に行ってきたけど、
ダイ君が唯一懐いてたオジサン・・、
「なんか気が抜けてしもた・・」と目が赤くなってました。
オジサン・・・、
自由を謳歌し尽くしてるダイ君を、今さらつなぐなんてできないと言ってたし、
「このままだと いずれ車にはねられて半身不随とかになった時に、
俺ひとりで面倒見切れないからなあ・・」と。
オジサン・・・、放し飼いはダメなのよ・・・
寂しいだろうけど・・ごめん。
ダイ君、幸せになるからね・・。
今まで、ほんとに、ありがとね・・
今日のお見合い会!
今からでも 電話もらったら間に合います。
ラッキーボーイのダイ君に 会いにきてくださ~い
追記・・・ダイ君、みんなから「クロ」と呼ばれてて、
今も、「クロ~」と呼ばれたら ハ~イって振り向くらしいよ。
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