かるちゃんです。
真綾ちゃんが 犬が好きなのは 初めからわかっていました。
真綾ちゃんが頼っているのは犬だけじゃないぞ~というのが、今回よくわかったという話です。
平野区加美北で逃げた真綾ちゃんを 現地付近に留めておくために
声かけながら歩いてくれたまちんさんだけではなく、犬連れの方達も、付近を楽しく散歩してくれました。
真綾を長く預かってくれてたMおじさんは、2日間で3回 三四郎・タルカスを連れてきてくれました。
Mおじさんちに下宿中、真綾は車に乗るのが何よりの楽しみで、
Mおじさんの家を出たら ちょっと離れた所に借りてる駐車場まで一目散に走っていって
真っ先に車に飛び乗っているような子でした。
もちろん、Mおじさんの車を しっかりわかっていましたよ。
Mおじさんが言ってました・・、
「まあちゃんは、家の中ではボクを見たら逃げよるんですわ~
逃げたら 家ではなく車の所に帰っていくような子ですわ、ハハハ・・」と。
真綾ちゃんが逃げた翌朝(17日)には、
逃げた場所から1㌔ほど南西のあたりにいたという目撃情報を2件頂いています。
その数時間後、Mおじさんは逃げた場所から数百メートルの範囲を三四郎と歩いていました。
動きが派手でやかましい三四郎との散歩中に、何度も何度もオヤツタイムをしていました。
Mおじさん、声が大きいし、お子ちゃま三四郎は ただでさえうるさいし、
想像したら恥ずかしくなってしまうほど、さぞかし人目に付く一団だったと思います。
そして、なんと、それは、
「17日昼間(時間不明)、平野下水処理場,巽東緑地公園で見た。」という目撃情報の、まさにその辺りです!
12時前から 近くの万代スーパーに駐車して三四郎と周辺を賑やかに散歩して、
その後 巽東緑地公園の駐車場に車を停めたMおじさんが、駐車場横のトイレに入ったのは14時前。
Mおじさんの車の音もわかっていた真綾が Mおじさんの車を追いかけていたに違いない!
17日朝、平野川大橋の近くで、
びしょ濡れの服を着た真綾がオドオドと南から北に向かって(逃げた方向に向かってます!)、
うろうろ歩いていたのを車から見た人がいました。
そのうちの一人が夕方になって 加美北の電柱に貼ってあったチラシを見て 電話して下さいました。
その情報を知ったMおじさん。
早速 夜9時半に家を出て、その日2回目の出動!
三四郎とタルカス連れて 平野川大橋周辺を散歩。
真綾ちゃんは それに気づいていたとしか思えません。
(18日には、平野川大橋から川沿いの道を走っていたという目撃ばかり)
18日午前中は、まちんさん、Mおじさんとタルカス母さん、シュリママ達が、
逃げた場所に近い巽東緑地公園周辺と、
たくさんの目撃情報がでていた平野川大橋から川沿いの道を、
痕跡を残しながら 楽しそうに歩いていました。
合言葉は「楽しそうに。」 必死感は出しません。
三四郎は真綾の一番の仲良しだったハチローのニオイがムンムンの赤いマフラーを首に巻いて・・。
18日午後1時半頃、
Mおじさんは、車で平野川大橋近くの愛和病院から川沿いの道を巽南に向かって走って、
さらにUターンしたりしながら 人通りが少ないこの辺りを車でウロウロ走っていました。
同乗のタルカス母さんと一緒に、
「今晩 車に自転車積んで行って 川沿いの道を走ろう」とか、相談していたそうです。
さあて、ここからがすごい・・。
「信号が怖くて横断歩道が渡れない、」はずの真綾が、
Mおじさんと同じ場所・同じ時に、大胆に人前を走っていたという・・・。
「平野川大橋のあたりで信号待ちで停まってたら、車の横を犬が走って行った」のを見た人が、
しばらく先でチラシを見てから電話くださいました。
また、「配達から帰宅した夫が、たった今、川沿いの道を走っていたのを見た」と言う方も・・。
まさに、12月18日13時40分ごろの2件の目撃情報です。
「今、平野川大橋の北側、平野川沿いの道を,西から東に向かって走っていました。
赤いリードが付いていました。」
現場近くにいたまちんさんがすぐに駆けつけて、
一度は見失って、少し別の所を探しに行った後、
もう一度 川沿いの巽南に戻った時に出会った人に、
「10分前に走って行くのを見た。」と教えてもらい、探していた結果が
車のタイヤにリードが絡まっていた真綾でした!
気が動転していたまちんさんからは聞き出せなかったこと。
ブログから印刷したチラシを貼りに来て下さってた時に 偶然現場に遭遇しした ガンちゃん預かりママから聞いたこと。
車のタイヤにひっかってたはずのリードが、真綾が立ち上がった時に外れたそうです。
一瞬ドキッとしたけれど、
フリーになった真綾は逃げもせず、声をかけながら そっと近づくまちんさんの腕の中に入っていったそうです!
里親募集中の真綾ちゃん。
「犬が好き、人が怖い」という文言は、消していくことにしましょう~
「車が大好き。」を付け加えましょう~
あ、ちがう・・
「犬や慣れた人と一緒に車に乗るのが好き。」
「人には頼りたいのに 慣れた人にも懐き方を知らない無器用な犬」。
うん。 これだ!
真綾には、懐き方を教えてくれる同居犬が必要です。
今回は、奇跡的な偶然の連鎖で 短期間での保護につながりましたが、
役割分担をはっきりさせることができたことも 少しはポイントだったかもしれません。
チラシ貼り隊は、真綾に直接の必死感が伝わらないように、
淡々と効率よく人目に付く所にチラシを貼ることに専念する・・。
犬と、真綾にとって親しい人だけが 真綾に存在をアピールしながら 地域を限定していく。
私が知らないところで動いて下さった方も、たぶんそれをやって下さった・・・。
ありがたかったです。
最後のチラシ剥がしを協力くださったI本さん、
本当にありがとうございました。
この記事へのコメント
hikaru
今年のベストフォトです!
三四郎とタルカスとシュリとマー君のお手柄でしたね。
親身になって真綾を心配してくれる犬や人が、こんなに沢山いるやなんてね。
果報者ですよ、真綾ちゃんは!
コタママ
でも、少し
コタママ
コタママ
ころポン
でも、今は素直に良かった‼️と興奮する気持ちを伝えても良いとおもいます。
喜びの反対にこれから同じことが無いように反省と注意、心構えを十分気をつける‼️大切な事だと
ビビりコンビ🐕がいるわが家は改めて思います🐕
今回、真綾ちゃんが無事に帰ってこれたこと、預りママの深い愛情のおかげだと思います🐕
人が怖い真綾ちゃんが帰ろうとしてくれてた事、凄いと思います🐕
老眼鏡無しでコメントしてるので、誤字脱字あればすみません🙏
たる
コタママ
ケアレスミスは傷をなめあう事で終わらず、ゼロをめさして教訓にしてくださいね。
コタママ改めコタwith M'an
かるちゃんさんのブログを読みながら胸が熱くなりました。
発見のご一報の時にも書きましたが、預かりさんの愛はちゃんと伝わっていたんだと(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)。時系列で発見に至るまでの真綾ちゃんの行動 真綾ちゃんも間違いなく探してくれてたんだと(T_T)。
逃がしてしまった事を1番責めているのは、逃がしてしまった方自身とかるちゃんさん自身だと私は思います。
今までの自戒として、気がついた事をまとめ公表もされています。今回の発見はまさにその経験があったからこそ。
このことは、里親の私達の知恵にもなります。
「ヒヤリはっと」はみんなに起こることです。お散歩で知り合った犬友さんからもよく聞きます。
宇宙飛行士(NASA)の訓練でも、ミスや事故を起こることを前提にあらゆるミスを想定して、その後どう行動するのかを訓練するそうです。
日本人特有の「ミスをしない事を重視する」考えも大事ですが、
NASA的に事象を分析して対策を練られているこのブログをしっかり読んで私自身も気を引き締めたいとおもいます。
SNSで拡散することくらいしか出来なかった私としては、真綾ちゃんの発見と心の進歩を、心配していた皆で喜び、関係者の皆様と捜索活動されていた方々の労をねぎらいたいと思います。お疲れ様でした。
全てを投げ打って活動されているかるちゃんさん ありがとうございます。
hikaru
人知れず捜索して下さっていたんですね。有難うございました。
碁盤の目のような整然とした街並みは、袋小路がなく、どの道も
大通りに通じていて、土地勘のない私でも自転車で走りやすかったです。
沢山の方々から目撃情報を頂けたし、声かけしながら歩いた時も、
丁寧に対応してもらえたし、この町には親切で情の熱い人が多いなぁ
と感じました。
今までご縁がなかった平野区ですが、好きになりましたよ。
コタママ
次々と保護されているので、振り替えるいとまも無いのかもしれませんね。
ただ、同じような事が繰り返されないように、里親さんの手からワンコが逃がされてしまわないように、祈るばかりです。
とおりすがりん
私のように、傍観しているだけで、実際にアクションを起こしていない人間が圧倒的に多い中、
実際に犬を保護し、愛情を持って育み、
犬の幸せを切望して里親を探し送り出す、
そんな地道な活動をされている方がいらっしゃるのだと、
知らなかった世界を教えていただいた思いがしていました。
そんな中、真綾ちゃんの事件にも、
これまでの私なら「たった一匹、逃げた」だけだった事に、
これだけの多くの人が真剣に危機感を感じて行動されている、
その向き合い方、愛の質量の大きさに、感銘を受けました。
幸い、短期間で保護することができて何よりです。
誰よりも肝を冷やされたのは、自分の手元から見失われた方なのは、
誰の目から見ても明らかだと思うし、
これだけ多くの保護活動を日々行われていれば、
人間のやっていることなのだから、
パーフェクトという事は絶対ありえず、
何パーセントかの確立でどうしたって、
こういう事態はいつでもどこでも、
最新の注意をはらっていても、
ちょっとした神様のさじ加減、と言っても過言ではない具合に、
発生してしまうものだと思います。
決してあってはならない。
というのは常なるミッションであるけれど、
絶対ゼロにはなりえない、ありうる事だからこそ。。。
だからこそ、
起きてしまった事態を、
隠さず、詳細をここに掲載されていると思ったし、
人間も犬も生き物、
万一、また同じような事が起きてしまった場合に、
教訓になるように残しておかれるのだと思いました。
本当に見つかって良かったですね。
我が家も近いうちに、良い里親になれるように、
色々勉強させていただきます。
人間のみなさまと、合宿所の犬たち、今どこかで愛を求めている犬たちに、
幸ありますように。
K
ここのコメント欄を見ていて何となくもにょっていた私の説明できない気持ちをまるで代弁して
下さったような文面を書いて頂けて感謝です。
コタママ様が仰る通り、確かに犬を逃がす事はあってはならないことです。今回のことは
真綾ちゃんが怪我もなく比較的に早く見つかってくれて本当に良かったと思いますが、
これがなかなか見つからなかったり、ましてやサブローくんのような重大な後遺症が残るような
大怪我をして病院に担ぎ込まれたなんてことになったら「何で逃がすかな?」ってなっていた
事例だと思いますし、実際コタママさんの仰るように「何やってんだ?」って思っている方も沢山いらっしゃることでしょう。
だけどどんなに注意をしていても、やはり人間の考える事に完璧なんてあるはずもなく
犬の瞬発力やとっさに取る生き物の能力は人の想像をはるかに超えるときもあるのだと思います。
それをケアレスミスなんて一言で片付けるのはナンセンスだと思いますし、そう思われる方は
本来の犬の能力を知らなさ過ぎるのだと思います。
だからと言って逃がしても良いと言いたいわけじゃないですよ? 逃がしちゃ駄目です。絶対に駄目。
だけどそんな事は誰に言われなくても関係者の方々が一番思っていることです。かるちゃんさんは
他の記事にも書いてありましたが、今回のことでもう保護活動続けて行く自信が無い
とまで仰るほどの落ち込みようでした。決して沢山保護しているから1頭くらい仕方ない
なんて思ってやしませんしそんな方ではありません。
何が言いたいのかと言うと、失敗は誰にだってあります。どんなに気をつけていても
失敗する時はします。だけど同じ失敗を何度も繰り返さないように今回の件を教訓にして
前を向いてやっていくしかないのではないでしょうか?
かるちゃんさん、hikaruさん、預かりのみなさん、ずっと応援しています。だからやめないで下さいね!
コタwith M'an
「自戒こめて公表されている」ことについては、犬の合宿所のブログページをずーと下まで見ていくと、「カテゴリー」の保存版という所から見られます。
健忘録として、未だ見つかっていないワンチャンの創作活動の改善点を書き記してその都度編集されています。
大変参考になりますので皆さんにも、是非見て欲しいですm(__)m。
コタママ
でも、着目すべきは、なぜ、逃がすに至ったかなのであって、どう捜索したかでは無いのです。
もちろん、皆さんの素晴らしい連携と協力で保護されたのもよくわかります。
私のいわんとすることは、たぶん、保護主さんが一番わかってらっしゃると思います。 お忙しいのは、わかりますが、びびりワンコの預かりについて、あの子の時は、と、そもそもをそれぞれ思い出し、関わられる皆さんで共有されることが危険回避につながると思います。
そんなに何度も奇跡は起こらないとおもうので、 犬のことを良くわかっている者からの客観的な意見です。
びびりワンコは、真綾ちゃんだけじゃないですもんね、てか、保護犬の殆どはびびりですから。
N
真綾ちゃん、無事帰ってこれて本当に良かったです。皆様本当にお疲れ様でした。
トライアル中、私の報告メールに重箱のスミをつつくような返信の数々。
一度深夜に電話で怒られたこともありました。
具体的な事例をいくつも出され、「誰も逃がそうと思って逃がしていない」「「気を付ける」とか「可愛がる」とか曖昧なことじゃない」とか涙声だったように思います。
恥ずかしながら、実は家庭内では、干渉されることに嫌気がさしてもう中止してペットショップでとの意見もありました。
でも、やっと我が家に託せると判断していただけ、長い長いトライアル期間がやっと終わり正式譲渡してもらえて暫くした頃、サブロー君の事故がありました。
トライアル中に自分が「そんなことまで指定されなくても逃がす訳ない」なんて考えていたことを思い出してゾッとしました。
ご近所でも目立つくらいの重装備、犬を触らなくても見えるようにデカデカと縫い付けた迷子札はちょっとダサい。
それでも万が一に備えて呼び戻し練習。
トライアル中は散々ご心配おかけし時間も手間もとらせましたが、ちゃんとやっていますよ(自慢するとこじゃないですね)。
引き続き、かるちゃんさんがおっしゃった「この一頭の幸せのための一大プロジェクトの同志、リレーのアンカー」としての役割を果たせるよう、家族一同身を引き締めて参ります。
長々と失礼しました。
dekawann
また、このブログの本来の意義は、離島の保護犬たちの日々の姿、生活の中での変化をつづって、新しい本当のご家族との出会いを待つ場ですから、捜索活動の中でそのワンコの新しい面が見えたなら、良いことも悪いことも正直にお伝えすべきとなりましょう。
いろんなご意見が寄せられ、多くの方が離島の保護犬に関心を寄せていただいていることに改めて感謝申し上げます。
ハンナママ
犬の事がよく分かってもいないのに、何かこの子達の命を繋ぐ手助けが出来ればと、保護主さんに預かりの申し出をしました。
私は犬のプロではありません。犬好きのただの一主婦です。
この世に生まれてきたこの子達を殺処分する事だけはしたくない。その気持ちだけです。もしかしたら、今回私が預かり犬を逃がしていたかもしれません。
結果論に意見を言うのは簡単です。人の数だけ色んな意見がありましょう。しかし、人に避難されることを恐れて何も行動を起こさない、見て見ぬふりをする人が多数いる中、私はこうして保護活動をされている保護主さんを本当に尊敬しています。
ここでは、シェルターのような保護施設はありません。それぞれの普通の家庭のおうちで保健所から出た子を預かるわけです。怖がりで人になついていなくても、噛み癖のある子でも引き受けているんです。本来ならば譲渡不可能と保健所が判断して処分されてしまう子でも何とか助けてやれないものかと引き出して、命を繋ぐ活動をしているんです。
私は、犬の事をよくわかってらっしゃるコタママさんにこそ、この活動に参加して頂き、ご指導をして頂きたいと思いました。
ご近所であれば、是非お願いしたいです。