かるちゃんです。
昨日は ももちゃん(元ゆずちゃん)の捜索チラシを見た方達から
次々と電話がかかってきました。
そのたびに、「やっと会える!」と 駆けつけましたが、
残念ながら いずれも別の犬でした。
ユズちゃんではなかったワンコ達のお話です。
【砕石場の野犬幼犬】
朝5時40分、茨木亀岡線沿いの大阪砕石から電話。
「探しておられる白い犬が、今、ここにいるんです~」と。
ドキドキして確認に行きましたが、ももちゃんとはまるで違う、
こんな、女力士みたいなワンコ!
動き方から、たぶん、生後8~10か月ほどの幼犬のようですが、
こんなに足の太いデカ子犬は、離島の犬では見たことありません!
別の場所で誰かが餌付けしてるらしい 大型野犬を見慣れてる人達には、
先週の金曜日朝から、複数の砕石会社に現れた このデカ子犬は
目撃証言によると、「初めてみる小さい犬」だったようです。
そして、どこに隠れてたのか、
いつの間にかオヤツをもらいに出てきてた この鼻黒ちゃん。
弱虫で、白ちゃんほどには人前で姿を見られていませんでした。
2頭とも女の子のようで、たぶん姉妹かな・・・?
放っておいたら 近いうちにヤンママになってしまうでしょう。
あ~ん、どうしよう~・・・、
見てしまったら、放っておけない。
食べ物の催促はするけど 2mほどの距離は保ったままで決して近づきません。
結局 保健所の捕獲器を借りて 淀川の野犬保護をしてる人達に捕獲を委託して
近日中に保護することにしました。
捕獲準備ができるまでは、場所を移動しないように毎朝通って、
おいしい鹿肉ジャーキーで引きとめておこう~
骨太体型、太い足、いかついお顔・・・、
しかも、人懐っこくもない女の子達。
里親募集の土俵に乗れるんだろうか・・・

私は、とんでもない判断ミスをしてしまったんじゃないだろうか・・



<追記 4月2日は、昨日一日中ウロウロしていた大阪砕石には姿を見せず、
昨日とは別の高槻採石に早朝から現われていました。
高槻砕石の方が、預かってたジャーキーをあげました~と・・・。
つなげて下さって、ありがたい!
でも こちらでは捕獲器を設置できる所がないので、餌付けはやめてもらいます。>
【氷室町周辺をうろうろしていた白い犬】
3月31日午後に氷室2丁目の住宅地を走っていたのを見られた白い犬が気になって、
協力頂ける方に氷室2丁目のチラシ掲示を強化してもらいました。
チラシ掲示が終わった直後から、20人以上の方から連絡が続いて、
車で現地に向かう途中も携帯電話が鳴りっぱなし。
「朝も、夕方も、阿武野高校南の畑にいました。」
「朝、あぶの動物病院前にいました」
「今阿武野小学校へのプロムナードにいますが、子ども達に追いかけられて逃げ回ってます。」
「子供達についてくるのを子供達が嫌がって おじさんが黒い傘で犬をたたいたら逃げて行った。」
「今ここにいます、」 「さっきみました。」 「ここにいます・・、あ、逃げた・・追いかけてます。」等々…
犬の移動のリアルタイム情報が続き、最後は道路を渡って姿が見えなくなった・・・と。
聞いているうちに、ももちゃんより大きめの中型犬っぽいとわかり、違う犬かあ~と帰ろうとした時、
保健所の車が止まって、職員さんが、阿武野高校南の畑を双眼鏡で見渡してる。
声をかけると 1メートルくらいの赤い首輪の白犬の通報があったので捕獲に来たと・・・。
あっ、ももちゃんじゃないわ。
車まで戻る途中、念のため「ももちゃん~」と呼びながら歩いている間にも
「探してられる犬が、今巡礼橋の所を歩いてますよ」と巡礼橋での目撃が3件・・。
さらに、手に包帯を巻いた夫婦に呼び止められました。
「お宅が飼い主さん?」
「いえ、私はこの犬を譲渡した者で・・・」
「さっき 家内がこいつに咬まれたんですよ。」
聞いてみると、
「散歩中、この白い犬がウチの柴犬にいきなり咬みついてきたんで、
止めに入ったら私が手を咬まれた。」と・・・、真新しい包帯を巻いた手が痛々しい。
「それは大変でしたね~、きっと未去勢オスですね~」とかって返事してたら、
「今、警察に被害届も出してきたとこです!」 と 怒ってる・・
あ!やっと気がつきました。
ももちゃんが咬んだ、と思い込まれてたようです。
未去勢オスは、発情期になると、わけのわからないテンションになって、
すごいストレスからご飯を食べなくなり、
女の子のニオイを求めて脱走して 交通事故に遭ったり、
無駄なケンカをしたりすることが多くなります。
これは自分の命を護ることよりも 自分の子孫を残すことを優先させる
「本能」から来る行動なので仕方ありません。
男の子の飼い主さん!
オスだから子供産まないし、いいだろう~だなんて、ほうっておいたら可哀そうですよ。
飼い犬として平和に長生きするために不必要な「本能」は、
是非是非 去勢して取っ払ってあげてほしいと思います。
発情期の未去勢オスが 遠くに逃げて 遠くの保健所に捕獲されて
人知れず殺処分されちゃった数は相当数になります。
昨日、たくさんの人に追い掛け回される羽目になった白犬は、
本当は 人には攻撃性ゼロの優しいワンコなのに、
結果として「咬み犬」になって、指名手配犯になっってしまった・・・。
飼い主さんも損害賠償請求される立場になってしまったわけです。
この記事へのコメント
マック母
ウチの近所の知り合いのワンコが去年 家から脱走して 皆んなでチラシ配ったり 捜索しましたが 見つからず諦めはじめた1ヶ月後
いつでも帰って来たら 入れるように 開けていた門を そろそろ閉めようか と思った日の朝 庭にいるのを発見したそうです!
何のお手伝いも出来ないけど 帰って来る事を祈っています。
通りすがり
オスは通年生殖行動が可能で、発情期のメスの臭いに反応して初めて興奮します。
よって、特定の時期になると単独で体調に変化が起こったり食欲がなくなったりするというのは考えにくいです。
どこで学ばれた情報ですか?
hikaru
盛りがついたオス犬が、ごはんを食べなくなり、外に出たがるようになるってことは
特別にどこかで誰かに学ばなくても、経験上、知りましたよ。
犬猫の不妊手術がまだなかった時代、60年前から犬と暮らしておりまして
我が家のオス犬は盛りが付くと、ごはんを食べなくなり、吠えまくって
気が狂ったように外に出たがるようになり、大変困りました。
50年ぐらい前から犬猫の不妊手術が出来るようになり、
犬猫が外に出たがることもなくなり、いい時代になったと
喜んでいます。
たくさんの犬友さんの中には去勢手術は可哀そうだからしないと言う
飼い主もいます。やはり、盛りの時期はごはんを食べないと
困っていますし、
家を脱走して、未不妊のメス犬の家に直行したりしています。
自然に暮らすことがいいとは思いません。不妊手術をしない
離島の犬猫たちが、自然繁殖し、畑を荒らすからと毒餌で殺されたり、
海や川や山に捨てられたり、保健所に入った順番に殺処分されたりすることが、
いいことだとは思いません。
犬猫の不妊手術が当たり前になる時代が早く来てほしい、
私たちの活動が不要になる時代が早く来てほしい、
犬猫を家族として、生涯を終えるまで大切に扱ってほしい、
そう願っています。
かるちゃん
「オスは発情期のメスの臭いに反応して初めて興奮します。」・・・と、全くその通りですね。
ヒート中のメスのニオイに刺激されてオスが発情する時、それは、ヒート中のメスに会ったその時だけはなく、
未去勢オスの飼い主さんなら経験あると思いますが、
1週間以上のまとまった期間、食欲がなくなってやせてしまうとか、
メスを求めて必死で脱走しようとするとか・・、、
普段の、あの可愛い「ウチの子」とは別の行動をとるようになってしまいます。
程度に個体差があるのはもちろんですが・・・。
その時期のことを発情期と言わなくても、
何かほかにピッタリの言い方があれば、別になんでもいいんですが・・。
通りすがり
どっちの暮らしが良いかは犬個人個人に訊いてみないとわかりませんがね。
今の元山口の野犬も去勢はしてませんが、そういう行動はありません。
個体差なのか、2歳半でまだお子ちゃまとか・・・?
おそらく山口県には好き放題子供作りまくってるオスのシェパードがいるはずで、やっぱり飼い主の管理能力は重要です。
犬の去勢もパイプカットとかできれば良いんですが、玉を丸ごと取る方法だとホルモンバランスが崩れるデメリットがあって嫌なんですよね・・・
今の犬か苺母ちゃんのどちらを引き取っててもおかしくなかったので、少し違ってたら犬の合宿所の人たちと仲良くなってたかもしれません。
活動自体は応援してますので頑張ってください!
hikaru
不妊手術をするとホルモンバランスが崩れ、太りやすくなると
信じている医者や飼い主がいます。実際太った子を見たこともあります。
が、これは飼い方の問題です。
良質な食事と適切な運動で、良い体格を維持することは可能だからです。
今まで30頭以上の犬猫を飼って来ましたが、太った子は一頭もいません。
フード、おやつは、保存料、着色料など添加物の無い物にこだわっています。
自然に反するからと不妊手術に反対する人は、ときたまいますが、
乾燥フードについては無頓着な人が多いです。乾燥フードは
動物のためではなく、人が楽をするために出来たものです。
動物にとってこれほど不自然な食べものはありません。
毎日カロリーメイトをごはんにしているようなものですからね。
100%手作りは難しいので、私は、肉と野菜を煮たものと
そのスープを
乾燥フードに混ぜて、水分をたっぷり与えています。
トウモロコシ、大豆、小麦粉は100%外国製の遺伝子組み換えですので、
これが入ったフードは使いません。1㎏1500円以下のフードは
内容が信用できませんので使いません。
犬や猫の健康は飼い主次第。太らすことは虐待だと思っています。