リキシのお世話係かる子です。
去年の4月に迷子犬モモちゃんと間違われて出会い、捕獲に至った元野犬のリキシ君。
出会った時から十分大きかったけど、スクスクと成長し、二度目の冬を迎えてしまいました。
イザという時に制御がきかないと危険なので、小ぶりなビビリっ子たちのような無茶をさせられず、敷地の外に出られるようになったのがやっと去年の秋のこと。
1月には、河川敷を楽しそうに走っただけで感動していたワタシたち。
ずっと免除されていた里親募集会への参加は3月15日。捕獲から実に9ヶ月もたっていました。
ニンゲンの知り合いを増やすために何度も下宿替えが検討されたものの、20kgのビビリを預かってもらえる預かりさんは限られていて、どうしても早く里親さんが見つかりそうな他の子が優先的に送り込まれてしまいます。
認知症の祖母と老犬を抱える我が家では、かるちゃんが多忙な上に股関節の悪化で戦力にならないこともあって、なかなか十分な経験をさせてあげることができません。
それでも着実に成長しているリキシ君、特にこの夏以降、アプローチしたらするだけ変化があって、お世話係としても手ごたえを感じていました。
今なら多少の負荷をかけても乗り越えられる！と、やたらおひとり散歩に連れ出された11月。
ハイキングの人とすれ違うたびにアタフタするけど、私を頼ってテクテク歩いてくれます。
同じ淀川でも、対岸の初めてのコースを歩いてみたら、情けない表情。
犬付き合い方が下手なリキシのために、卒業犬の里親さんたちが経験の機会を作ってくださると、うまくグループに混じれるリキちゃん。
不器用ながら楽しんでいて感動！
（付き合い上手な「友達」を提供してもらえて至れり尽くせり。ありがたいなぁ。）
いろんなことが上手くいっていたので、欲が出てしまった私。
調子に乗って、とある日曜日の午後、河川敷にリキシのお一人散歩を敢行しました。
日曜日の河川敷というのは、複数の野球チームやサッカーチームや家族連れがたくさん。
・・・ハードルが高すぎました。
人が多い広場を必死で走り抜け、穴場のはずの場所まで来たのですがその日はそこにも家族連れが。
今のリキシにならやり過ごせそうな状況も、広場の人混みがよほど怖かったようで過剰反応。
駐車場にも戻れず、母に人が少ない場所まで別の車で迎えに来てもらわないといけなくなってしまいました。
「お母さんが来たよ。車でおうち。」と言うと、車まで必死で走ってついてきてくれるリキちゃんは健気で可愛いかったけれど、お世話係、大失敗。
それ以降しばらく、河川敷での警戒心が数ヶ月分戻ってしまいました。
平日も、とにかく広場を走り抜けて安全地帯に来てからキョロキョロ友達を探すリキちゃん。
こんなハズレには野犬ちゃんしかいないよぉ。
大学の教職の授業で習う「発達の最近接領域」とか「レディネス」とかの、あれですね。
というわけで、最近はあんまりスパルタではなく程よい負荷を心がけているところです。
一時の過剰反応はもうなくなったけど、やっぱりヘタレなリキちゃん。
「後ろからヒトが来るよ～」アタフタ。
最近のリキシをちょこっと簡単に書いておこう…、というつもりが随分長くなってしまいました。
話題が溜まっていて書くのが大変～
里親募集会がないとアピールをさぼりがち。反省反省。
ずいぶん前に予告だけしていたハナエさんのこととか、一緒にドッグランに行ったチョビ君のこととか、紹介するつもりで遅れていることがいくつかあります。
12月は里親募集会がありません。
リキシ君は高槻市内でお見合いできます。
（人が少なく犬が多いお散歩コースがあると嬉しいな。山が近いとなお嬉しいな。先住犬かご近所にフレンドリーワンコがいるおうちだとなおなお嬉しいな。）
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