今日も卒業犬からの近況報告をご紹介します。
★姫ちゃん
2020年4月18日に来阪した姫ちゃん。真っ白でキレイな美犬さんです。
写真は穴を埋めて泥棒顔になった姫ちゃんです。お茶目で可愛いですね![]()
そんな姫ちゃん、最近はいくつかニュースがありました。
ひとつめは、ヒヅメを噛んでいたら小臼歯が欠けてしまったことです(涙)![]()
ふたつめは、今年7月の時点で強陽性だったフィラリアが陰転したことです!!
姫ちゃんは来阪直後から咳が酷く、検査するとフィラリア強陽性でした。
かるちゃんさんは預かりさんにビブラマイシンという抗生物質を渡し、
ボルバキア療法というフィラリア治療を始めました。
1クール目(抗生物質を一定期間投与する)の途中でトライアルが始まったので、
トライアル先で治療を継続していただきました。
その後正式譲渡となり、3か月の休止期間を経て飼い主さんに2クール目を
実施していただきました。
そしてこの度3クール目を始めるかどうかを決めるために検査したところ、
なんと陰転していました!!
姫ちゃん、本当におめでとう!!
いつまでも元気で、楽しい時間を過ごしてください![]()
------ フィラリア症のボルバキア療法について ------
フィラリアは蚊などを媒介して犬の体に入る糸状の寄生虫です。幼体で犬の体に入り皮下や血管で成長し、成虫になると心臓の右心室にある肺動脈に寄生します。これにより心機能障害を起こし、咳や血尿などの症状が出て、心不全だけでなく肺不全、腎不全を引き起こします。これが犬糸状虫症(フィラリア症)と言われる病気です。
これまでのフィラリア治療は、重症の場合はリスクの高い外科摘出や駆除薬での治療、軽症の場合はリスクを避け予防薬を飲んで成虫が死ぬのを待つ(成虫の寿命は5~6年)のが一般的でした。これが最近になって寄生虫であるフィラリアにボルバキアという共生細菌が寄生していることがわかりました。このボルバキアを抗生物質で駆除するとフィラリアの寿命がかなり短くなることもわかりました。これがボルバキア療法です。
他にも合宿所の卒業犬でこのボルバキア療法を試したかるちゃんさんは、陰転までの期間がとても短くなったことを実感しているそうです。都心部ではフィラリア症自体が珍しくなっていることもあり、ボルバキア療法が知られるようになってからしばらくたった今でも、この治療を取り入れていない獣医さんや、「知らない」という獣医さんもいらっしゃるようです。
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