かる子です。
昨夜チョビのブログコメントから小さめ中型犬風の遺体の情報をいただきました。
場所は、6月末から7月頭に4件と8月14日にも1件の放浪犬の目撃情報があった場所に隣接する阿武山で、ずっと気になっていた場所です。
阿武山の地震観測所から入る道は 私も何度かリキシと歩きました。
こちらのコースは手入れが行き届いていて 山の中にも日光が届き、ウォーキングの人が多いこともあって お山大好きなリキシ君なのにソワソワドキドキ。
チョビが一時的に通ることはあっても、隠れたり寝床にする雰囲気ではないと感じていました。
(6月のリキシ)
遺体の情報をいただいたのは山頂から東側に続く平辻池里山古道と看板がある道で、地図に載っていない道でした。
静かで木がうっそうとしていて、昼間でも涼しく、地面がぬかるんでいるからか誰も歩いていません。
リキシやうちのジヨンだったら間違いなく大喜びで入っていくでしょう。
8月14日に阿武山3番街で後ろ姿を見られた犬が向かった先が ここだとしても納得できます。
教えていただいた通りに進むと その遺体はありました。
既に骨だけになっていてチョビだと判断するための毛は残っていませんでした。
多少の乱れはあるものの 息を引き取ったままの形で骨が並んでいて、そのサイズ感から 私にはもうチョビにしか思えませんでした。
チョビは首や肩回りがイカツイくせに 頭がい骨が小さいのです。
首が太すぎて首輪が抜けやすい厄介な体型だと話しながら小さな頭を触ったことを つい昨日のように思い出します。
その骨には大量の蛆虫がいて、きっと最近まで肉体があったのでしょう。
ごめんね、間に合わなくてごめんね、と涙が溢れました。
今日その瞬間も、山手台や宿久庄などにポスティングや捜索に歩いてくれている皆さんがいました。
「次はどこをしましょうか?」と申し出てくださっている方もいました。
別件でうちに来られたこの近所の方に追加のチラシを託したばかりでした。
みんなチョビの無事を信じ、生きているチョビに間に合うように協力してくださっています。
本人確認を急がないといけません。
マズルの長さからネコやタヌキではないことはわかります。
犬に見えるけど犬ではない可能性もあります。同定してくれる人を探さないと。
犬だと確認できても、それがチョビだと判断する材料がありません。
まだ姿がある時の目撃者を探さないと。すぐにビラを作ろう。
とにかく可能性をひとつづつあたっていくしかないので、その足であくあぴあ芥川の資料館に行きました。
アポなしで来たのに 学芸員さんが作業中の手を止めて対応してくださり、写真を一目見てすぐ
「・・・鹿?犬ではなさそう」と。
その後、図鑑を出して丁寧に教えていただきました。
違う角度で写真を撮るか骨そのものを洗って持ってきたら もっと正確に何の動物か同定できるそうですが、
写真にくっきりと写っている奥歯の部分から「犬ではない」ことは確実だということでした。
気持が高ぶっていたので、また涙が溢れました。
迷子捜索をしていると、普通に暮らしていたら知らなかった厳しい現実を思い知らされることがあります。
ハナエさん関係で数か月間 山にカメラをかけていたこともあって、野生動物や外猫さんの過酷な生活も目にしました。
今回は犬ではありませんでしたが、チョビははっきりチョビと特定できる目撃情報がなく生存確認すらできていません。
はやくチョビに追いつきたいです。
長々と失礼しました。
さて、こちらはハナエさんです。
ハナエさんは不思議と犬には警戒されません。
(アツシの可愛いお顔が見えないのは、アツシはカメラが苦手だから)
他犬になかなか背中を見せないリキシが、ハナエさんには無防備に背中を向けています。
ハナエさんと庭に出ようと思ったのに、出口を塞がれてしまいました。
↑うちのジヨン19kg、リキシ20kg、ハナエさんが一番小さい。笑
この後ふたりにどいてもらって、無事お庭に出られたハナエさんです。
ハナエさんにとって2度目の合宿所。知っている場所なので大騒ぎすることなく庭に出られました。
でも、知らない場所に連れ出すのはきっととっても大変。
先が思いやられますが、知り合いも 知ってる場所も、一つずつ増やしていくしかないもんね。
もひとつ ついでに、可愛い写真はあるのにブログ記事にする時間がなかったリキシ君。
この秋で3歳になります。
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