最後に残った のこりちゃん

かる子です。

河川敷チビーズの中で最後まで河川敷に残っていた のこりちゃん。
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のこりんって呼んでね。

最初に3チビを捕まえた9月12日、実は私が捕り逃して葛の密林の中まで深追いしたのが のこりちゃんです。
足を痛めて動けなかったチャーミーを別にすると、この日は「初めてニンゲンを見た どうしたらいいのか分からない」と、戸惑って動き出しが遅かったから2匹を葛の中に入る直前で捕まえることができたのですが、のこりちゃんは翌日にサビタンが捕まった時にも一人逃げ切り、
その後も何度か「人を見て逃げる」という経験を誰よりも積んでしまいました。

トレイルカメラには無邪気で可愛い画像も残っていて、
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こんな子供っぽい写真を見ると餌で簡単に捕獲器に誘導できそうな気もするのですが、それがなかなか

経験を積んだベテランの野犬は捕獲器を知っていて中に入らないとは言いますが、
何の経験もないはずのチビッコが、中に入らないどころか2m以内に近寄らないのです。
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見えない壁があるかのように、一定範囲内はどんなご馳走を置いても躊躇なく放置して去ってしまいます。

少しずつ、本当に少しずつ距離を縮めてやっと捕獲器の外側ギリギリまで近付けるまでに 小型の模型で慣らし始めてから2週間も経ってしまいました。(はじめに巣穴の近くに捕獲器を置いた時、置いたとたんにその場所を捨てて移動してしまったので、大きな物をいきなり置いて生存確認すらできなくなることを一番恐れました。30cmほどの模型を置いただけでも夜中まで出てこないなど、すごく敏感!)
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その間にも、自然の中で逞しく成長していくのこりちゃん。
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猫用捕獲器を断念して、現地調達の草で覆った壁から練習することにしてからも、この警戒です。
これ、天井なし、床なし、奥も開いているただの壁なんですよ!
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動画でもどうぞ
用心深い のこりちゃん(クリックしたらYouTubeに飛びます)

のこりちゃんには毎日2~3回の河川敷通いでネットに近付く練習をしてもらい、様子を見ながら少しずつサークル状にネットを広げていきました。
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↑ 奥が閉じていないのに、やっとここまで入るまで1時間ほどウロウロ悩んでいました。

そんなこんなでしたが、ここからは順調に慣れていって10月6日無事捕獲。
持ち上げた時には小さな身体で一生懸命抵抗して何度も咬もうとしていたし、
先に捕まった4匹よりも3週間以上長く野犬としての経験を積んでいます。

人馴れ大変そうだなぁ……
と、戦々恐々迎えられたのでした。

早朝だったので、とりあえず我が家へ。なりゆきでそのまま我が家に下宿中です。
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最小限の荷物で自転車で通っていたので、道具を入れていた小さいかごに押し込めて連れて帰りました。
ごめんね。

とりあえずうちの子とソラコの朝散歩に出ないといけないので、すぐにベランダに放置。
ごめんね。
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他の4チビーズの時は夏の暑さだったのに、3週間ですっかり秋に。
そのせいかダニはだいぶ少なかったです。(20匹くらい)

長くなったので、とりあえずここまで。
続きます。




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