淀川河川敷の野犬の赤ちゃん 2023秋

かる子です。

10月28日、生後二週間ちょっとの赤ちゃんを連れて帰りました。
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この子のお母さんは分かっていて、去年偶然出会って保護に至ったチビタたち5チビーズと同じお母さんです。
(チビタたち5チビーズに関しては、『続・のこりちゃん - 保護後編 -』の最後に関連記事をまとめてあります。)

このお母さんは、去年の7月末~8月頭頃にチビタ達を出産後、今年3月にも出産し(『河川敷で子犬を拾った話』)、その7か月後の10月に出産したということになります。

チビタ以降、毎朝の河川敷散歩で野犬さんを見かけないか特に気にするようになっていて、犬友さんとも「この前あっちで見ましたよ~」なんて話題が出ることが増え、今回も「妊娠しているようだ」「産まれたようだ」という情報が集まっていました。
そこで、捕獲が難しくなる週齢に育ってしまう前に保護できるようにと、少し前から複数のカメラを置いて出産場所の目星をつけようとしていました。
10月28日カメラのチェックに行った時、夜の間に何百枚も記録されたカメラが1台あったので(動体検知で動物が前を通った時だけ撮影されるのです)、あちこちに散らして置いていた5台ほどのカメラを回収して その大本命の藪の周辺に集中して設置し直し、帰る直前にカメラの電源を順番に入れて回っていたら、カメラの前にさっきまではいなかった小さな赤ちゃんワンコがいたのです
その藪が出産場所で、私が近付いたことで母犬が逃げ、私が作業をしている間に赤ちゃんが母犬を追って出てきたのでしょう。
目は開いていましたがどこまで見えているのか、耳なんてかろうじて付いているだけというような小さな耳で、ひょえ~と焦りながら自転車で連れて帰りました。
出産場所を探して現地に行っていたのだからこういうことは十分想定できたはずなのですが、その日までは全く気配を感じられず 捕獲が難しくなるリミットまでに目星を付けられるのか不安なくらいで、赤ちゃんそのものに出会うなんて思ってもいなかったのです。
今回は一人っ子だった(または一人しか育たなかった)ようで、先週には母犬が日向ぼっこをしているところも目撃し、兄弟犬がいる可能性を考えて続けていたカメラでの観察は打ち切りました。

お母さんの母乳を独占して育った赤ちゃん。
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慌ててミルクと哺乳瓶を買ってきたけど、思うように飲んでくれません。
動物病院で先生がシリンジであげた時にはグピグピ夢中で吸い付いて飲んで「おいちぃねぇ!」「上手上手!」と大絶賛されたのに、私があげると哺乳瓶でもシリンジでもイヤイヤして口を閉じてしまいます。
指は吸うので指先に付けたミルクは口にしてくれるのですが、それでは全然足りません。

お顔まわりに付いたミルクを食いしん坊のハービーがペロペロ舐めると、赤ちゃんの顔がパァっと明るくなって必死でハービーに吸い付きます。
そのタイミングを利用して、ハービーの舌にシリンジを添わせてミルクをあげると騙されて飲んでくれるのですが、赤ちゃんの口の中のミルクまで奪おうとする大人げないハービー君なのでした
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うちで二泊した後、私の拙い授乳では心配だったので、譲渡会会場としてもお世話になっているドッグガーデンワグさんに乳母をお願いすることになりました。

ワグさんでスクスク育ち、11月11日に会いに行った時の生後1か月ほどの赤ちゃん。
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2週間ほどの間に倍ぐらいに大きくなっていました。
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子熊ちゃんかな??
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ハービーも再会。
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犬にも人にも動じない、大物感ただようお嬢さんに成長していました。
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構ってもらえて嬉しいハービー
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ワグさんのブログでも紹介してくださっています。

授乳期だけのつもりがすっかり長居させていただき、本日ワグさんを卒業して我が家に戻ってきます。

ワグさんではヒナちゃん(月の女神様らしいです)という名前で呼んでもらっていましたが、合宿所の卒業生にヒナちゃんがすでにいるので改名予定。
さて、強そうな女の子のお名前、どうしようかな



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