鉄砲ナスカンのこと

かる子です。「ビビリでも暴れんぼでもない子が、お散歩中にリードの金具が外れて逃げてしまった」という話を耳にしました。この件に関してはどうして外れたのかなど詳しい事情を知らないのですが(鉄砲ナスカンだったのかどうかすら知らないのですが)、鉄砲ナスカンの外れ方を動画で撮りたいとずいぶん前から考えていたことを思い出しました。で、やっと撮りました。 トライアルから正式譲渡に向かうあれこれの中で かるちゃんから「ハーネスとナスカンの相性は大丈夫ですか?」と確認されることがあると思うのですが、相性の確認方法の参考にしてもらえたらと思います。あくまでも「組み合わせ」の問題で、特定の商品を批判しているわけではありませんので悪しからず。 「鉄砲ナスカン」というのは、犬用リードで一般的な普通のナスカンのことです。矢印の出っ張った部分がハーネスのDカンや丸カンに引っかかると、その時の角度によってはあっけなく外れてしまいます。犬が強く引っ張っている時ではなく、リードが緩んだ時に引っかかるので、知らないと「イリュージョン?」と驚きます。(外れ方には例外があります。卒業犬M君がパニックになった時のように回転しながらピョンピョン暴れると、引っかかるのはDカンだけではなく、ダブルにしていたリードが巻き付いて外れたり、いろんなことが起こります。例外を作る男M君です。) 説明なし・字幕なしの動画ですが、見てみてください。ハーネスと鉄砲ナスカンの相性動画の意味が分かりくい方は、この説明を頭で補完して見てください。  ↓一般的な鉄…

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フィラリアについて(備忘録)

以下の文章は、2018年8月30日の記事のコメント欄で、返信として保護主かるちゃんが書いたものです。あとから探しやすいように、また、今後新しい事例を書き加えやすいように、コピーして記事として独立させておきます。かる子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1年中蚊が飛んでいるような地域の、もちろんモキシデック常備の獣医さん達に治療の実績例をお聞きしたいなあと思いつつ、マックやトトじいなど何頭かのフィラリア陽性のワンちゃんで試してみたり、最近の卒業犬にも紹介しているボルバキア治療法なんですが、フィラリアの診察経験が殆どない北摂地方の獣医さんで取り入れられてる方はたまにしかいないので、それも含めて、いろんな投薬例も知った上で 飼い主さんサイドからもかかりつけ医に提案してみてほしいと思って書きました。フィラリアに関して、ウチの強陽性だった犬に始まって、たくさんの保護犬、卒業犬のことでいろんな獣医さんと関わってきましたが、獣医さんも、フィラリの患者犬がいなければ、新しい知識を勉強する機会がなくて教科書的な説明しかされないのは当然ですし、むしろ教科書通りの知識が出てくれば上等。獣医さんもそれぞれ専門的に詳しくて経験豊かな分野と そうでない分野があるのはあたりまえです。なので、フィラリア感染した犬の治療に関しての知識と経験が浅くても、獣医さんとしてどうかという話にはならないので 誤解しないでくださいね。●8年前、強陽性だったウチの犬にモキシデックを出してもらうためにいくつか動物病院を回った時に…

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[備忘録]タイルカーペットの紹介&サブロー部屋の作り方

ツルツルした床で犬の足腰を痛めてしまわないように、皆さんそれぞれ工夫されていることと思います。うちは、家を建てる時に「防汚加工」という魅力的な響きにつられて大失敗。犬に優しくないツルツル床にしてしまいました。以来いろんなマットを試して、手軽さと使い心地の両面で現時点でベストだと感じているのはタイルカーペットです。底がゴムでちょっと重みがあるやつです。 ペット用の、洗えることを売りにしている薄いマットは、ワンプロで簡単にはがれてしまいました。掃除機でもずれてしまうし、絡まりついた犬の毛がなかなか取れなかったと思います。 2m位ずつの安売りカーペットを敷き詰めたりしたときもありましたが、犬が走るとずれてしまいます。※カーペット用の両面テープで床に貼り付けるとずれません。 その場合、「養生テープ→両面テープ→養生テープ(粘着面を上)→カーペット」の順に重ねると、剥がした時に跡が残りません。 《タイルカーペットの例》ウチでは厚さ6mm、50cm×50cmの物を使っています。 トライアル初期や一時預かりでオシッコの心配がある時は下にペットシートを敷き詰めてからタイルカーペットを並べます。タイルカーペットは下がゴムなのでオシッコはしみませんが、継ぎ目はしみます。 カッターやハサミで切れるので、床の形に合わせてきっちり敷き詰めます。きっちり敷き詰めることが、ズレないコツです。写真の部屋は下が畳でふわふわなので少し継ぎ目が目立ってしまいましたが、廊下やフローリングの上だともっとピチッと敷き詰められま…

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迷子犬捜索チラシの作り方~スミちゃん捜索を例に~

※この記事は編集中です。時間のある時に少しずつ書き進めています。byかる子 ー写真挿入予定ー 「超ビビリ・人馴れ途中・新しいお家に引越しした直後」という最悪な条件の中、奇跡の保護に至ったスミちゃん捜索覚え書きの一部です。インターネット上ではダウンロードして使えるフォーマットも出回っているかと思いますが、初動の、一刻を争う時には検索する時間も惜しいです。使える人が多いwordで(というか、私がコレしかできない)作っています。 初動の捜索全体についてはコチラ   →犬が逃げたらすぐにすること    ~人馴れしていない犬で、自分では帰れない場所から逃げた場合~    (↑まだ投稿していません) ◇捜索チラシのベースを持っておくと便利以前使った迷子犬捜索チラシのwordデータを数パターンUSBに保存しているので、それをベースに作りました。ベースになるチラシデータがあると作成時間が短縮できます。今回はマリーちゃんのチラシが行きわたっている地域なので、デザインや色が被らない物を選びました。 ◇特徴の分かる写真を用意する体全体が写っているもの、大きさや雰囲気が分かる写真が必要です。預かりさんや里親さんは、里親募集用や保護主への報告用に写真を撮る機会が多いですが、カメラ目線でない不愛想なボツ写真も保存しておくといざという時に役に立ちます。預かりさんが頻繁にブログ投稿をしてくださっているおかげで、ブログから必要な写真をもらってもれるのは里親募集中の保護犬の利点ですね。今回も、初版はブログでさっと見つけ…

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チラシ貼りのコツ~いち早く、限られた地域内に迷子情報を伝えたい時~

この記事は編集中です。少しずつ書き進めています。byかる子 「超ビビリ・人馴れ途中・新しいお家に引越しした直後」という最悪な条件の中、奇跡の保護に至ったスミちゃん捜索覚え書きの一部です。目指すのは「人目につきやすく、付けやすく 外れにくく 外しやすく、跡が残らない」チラシ貼りです。 初動の捜索全体についてはコチラ   →犬が逃げたらすぐにすること    ~人馴れしていない犬で、自分では帰れない場所から逃げた場合~     迷子チラシの作り方についてはコチラ   →迷子捜索チラシの作り方    ~スミちゃん捜索を例に~ ◇逃走地点から1日あたり半径2kmを目標に方針としては、中型犬が一日に移動すると言われている平均的な距離2kmを目安に、できるだけ人目に付くように貼っていきます。(逃走直後ではない)新しい目撃情報が出たら、半径の中心をその地点に移して2km圏内に貼りまくります。「2km」というのは、他に判断材料がない時の、数人で頑張れば実現可能な目安としての範囲です。高速道路上での逸走の場合や、河川敷で一目散に走っていったなどの場合は、2kmに留まら何10キロも移動してしまうことがあります。過去には、高速道路に沿った一本道を猛スピードで走り去り、5時間後に20kmほど離れた他県で保護された例がありました。あまりに捜索範囲が広く掲示が不可能な場合は新聞折り込みに頼るしかありませんが、チラシ入稿から新聞店への持ち込み・折り込み作業・朝刊配布までにはどうしても3日ほどかかってしまいます。。。 ◇…

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犬が逃げたらすぐにすること~人馴れしていないビビリ犬で、自分では帰れない状況の場合~

この記事は編集中です。少しずつ書き進めています。byかる子 2018年2月23日、極度のビビリっ子スミちゃんが、経験を積むために預かり先を引越しした直後に逃げてしまいました。前年3月に同じ状況で逃げてしまったマリーちゃんは、当時考え付く限りの手を尽くして本当にたくさんの方々に協力していただいて大規模な捜索を行いましたが、有力な目撃情報がほどんどなく、今も行方がわかりません。マリーちゃん以上に人馴れ状況が厳しかったスミちゃんが、31時間後に無事保護できたのは、幸運な偶然に他なりません。と同時に、預かりファミリーを中心とした脱走直後からの動きはとても無駄なくスムーズで、それがなければ偶然を掴み取ることはできませんでした。 ハッピーエンドで終わったスミちゃん捜索を例に、自分自身の備忘録として、また、一時預かりさんやこれからトライアルを始める里親候補さんへの参考になればと、捜索方法を書き留めておこうと思います。 その犬の性格や成育歴と逃げた状況によって、取るべき動きは大きく異なります。ここで書いている捜索方法は★誰かに保護してもらうことがむずかしい。首輪・胴輪ともに迷子札をつけているが、人馴れ途中(ごく限られた人間にしか慣れていない)で、他の人には迷子札を見てもらえる距離まで近づけない。★預かり先を移動した直後やトライアル開始直後で、その家を「帰る場所」だと認識していないという、スミちゃんやマリーちゃんの場合に特化したものです。 【1】逃走直後、「可能な限り」追いかけて方向を見届ける※上記の場合で…

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おとなワンコのススメ

かるちゃんです。 明日の譲渡会には、成犬10頭、子犬(2ヶ月~4,5か月ほど)7頭が参加します。 子犬を見に行くという方からの連絡がいくつも来てますが、 小さいというだけで、大人わんこより飼いやすいと思ってる方がおられます。 フルタイムでお仕事なのに、留守中はケージに入れておけばいいと考えてたり・・、 小さい子どもさんがいるのに、 話が通じないわちゃわちゃ子犬達の 尖がったサメの歯のような乳歯攻撃で、 どれほどたくさんの子どもさんが犬嫌いになって、そのために隔離されちゃう子犬が多いことか…。 オトナわんこなら、ケージになんかに入れなくても、 教えてあげれば お留守番できるようになりますよ。 オトナわんこなら、タイプによっては ちいさんお子さんにも寄り添ってくれる犬もいますよ。 昨年1月に新しい家族ができた「しぃちゃん(元静ちゃん)」。 子犬を飼うつもりで譲渡会にこられた家族が、成犬の静ちゃんを迎えて下さいました。 譲渡会前日の今日、お姉さんから届いたメールを紹介させてくださいね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 沢山の方のご尽力で保護されたしぃちゃんが来てくれて1年3ヶ月が経ちました☆ 子犬からしか飼ったことがなかった我が家に成犬を迎えるにあたって、 懐いてくれるのか不安があったのですが、全然問題なく、 むしろ成犬の飼いやすさに驚きの連続です。 言葉がわかるんです!  意思疎通ができるんです! 天才か…

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